病気

ベッドで旅する

昨日(2010年4月7日)、カリウム値は2.0とより下がってしまっていたものの、他の数値はまあまあということで、念願の抗がん剤治療をしていただくことができた。
なにしろ一ヶ月以上も「腫瘍どん」を放置してしまったので、いつ痛みが出るかと気が気ではなかったのだが、これでちょっとだけ安心だ。
まあ抗がん剤を入れたので、お約束のだるさや気持ち悪さはあるものの、なんだかそれさえも嬉しい(うわ、ちょっとMっぽいね)
現実の私の身体は病院の中だけの暮らしだけれど、テレビで旅やお出かけの番組をたくさんやっていることに気付き、それを見ることで魂は結構いろんな場所を旅している(って、まだ死んでませんからね)
もちろん自分の眼で実際に見るのとは違うけれど、それでも知らない所、知らない物に出会う楽しみは味わえるものだ。
丹念に見て、気に入った場所があれば、もし退院できたら行ってみたいと思っている(とりあえず浅草橋にある「さくらほりきり」という和風手芸洋品のお店に行ってみたい)
考えてみれば、旅と入院生活ってちょっと似ているところがある。
どちらも日常の暮らしから離れ、限られた持ち物で生活しなくてはならない。自分にとって本当に必要な物はなんなのか、おのずから見えてくる。
カリウム値が上がるまで、入院生活という私の旅は終わらない。実際の旅とは違うけれど、ゆっくりとやっていこうと思う。

POSTED COMMENT

  1. バニバニ より:

    治療できてよかったね。ほっとしました。
    副作用が来ても、体がだるくても病院だと安心だよね。
    退院した後のお出かけコースの計画だね。
    遠くでなくても、近場で素敵な場所あるもの。

  2. より:

    〉バニバニさん
    うんうん、しばらくは近場で楽しめる場所を探したいと思います。
    まあ、病院の外に出るのが第一目標なんですけどf^_^;

  3. イオリン より:

    そうかやっぱ
    吉田秋生さん好きでしたか
    近ければ
    お届けにうかがいたいところですが・・・・
    旅か
    人生も旅なんだよね
    余分なものやこだわりを持ちすぎていることに
    気がつくと、旅も楽かもしれないが・・・・・
    私は今
    近江の商人屋敷に行きたいなあ
    自分が古い建物好きだと気がついたのは
    つい最近なのですが・・
    自分てよくわからんよね
    ホントいちばんわからんかも・・・・

  4. より:

    〉イオリンさん
    45年以上付き合っていても、自分のことってなかなかわからないものだよね。
    人生の最期にどんな自分と出会えるのか…怖いような楽しみなような(^-^)

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