映画・テレビ・DVD

「僕の生きる道」について語らせてね

 再放送ながら、私が最近激はまった「僕の生きる道」(くさなぎ君が余命1年の高校教師を演じたドラマ)
最初に見たとき(健康だったとき)は、「先生がガンだからって、こんなに(結構反抗的だった)生徒たちが豹変するものだろうか」とか、「なんかきれいにまとまりすぎてるかも」と突っ込んでばかりで、いろんなことを見逃していたような気がする。
重病になった人、余命を告げられた人の気持ちも全くわからず、なんと浅い人間だったかと思う。
今はこのドラマのセリフや場面が、一つ一つまっすぐ心にはいってくる。もしかして、いろんなものを失いつつある私が、その失ったものの代わりに神様からいただいた「能力??」なのかも知れない。
ドラマ全体を通して、一番心に残った言葉。
くさなぎ君演じる「中村先生」が重病とわかって、生徒の母親の一人が、「受験を控えた生徒たちの目の前で先生が倒れたりしたら、とても動揺するに違いないから、休むよう言って欲しい」と教頭先生に訴えるのだが、教頭先生は「仕事をやめろということは<社会的に死ね>ということと同じ。明日の命がどうなるかわからないのは、中村先生だけでなく、私やあなたも同じことではないですか」と突っぱねる。
ナイス♪教頭先生♪
私のような、死にかなり近づいている人間でも、自分が今日明日事故や事件で死ぬかも知れないとはなかなか思えないものだ(自分はあくまでもガンで死ぬのであって、その日まではまだ猶予があると思っている)
健康な人ならなおさらそうだろう。
だけど明日の命がどうなるかわからないのは、皆同じなのだ。
だから誰かに伝えたいことがあるなら、今伝えなくてはいけないし、何かしたいことがあるなら、今しなければならないのだ・・・本当は。
でもそれがなかなか出来ないのが、日々の生活であり、それもまた人生かなと思う自分もいる。
今度のくさなぎ君のドラマ「任侠ヘルパー」も、どうしてヘルパーをやらなくちゃいけないのか全くわからなかったけど(笑)、なかなか面白かったので、「マイつよしブーム」はしばらく続きそうです。

 

POSTED COMMENT

  1. バニバニ より:

    ブログの画面変えたのね。なんかとってもいいわ~海の中にいるみたい~
    「僕の生きる道」を今回再度みて(3回目)、私も以前見た時とは違って感じられるんです。
    「今できることは今やらないとならない」と草なぎ君が言うでしょう。私もうなずきながら聞いていました。以前はそんなセリフ、気にもしなかったけどね。まだまだ人生長いんだから、そのうちやればいいさ、なんて思っちゃうんだよね。確かに毎日忙しく仕事や家事に追われてるというのもあるしね。
    任侠ヘルパー面白かったね。来週もみなくちゃ
    明日から入院ですね。ずっと望さんの事、応援しているよー!

  2. より:

    いつも応援ありがとうございます♪
    私も辛いときは、バニバニさんをはじめ、サポートグループで聞いたみんなの体験談を思い出して、辛いのは自分だけじゃないんだと、力をもらっています。
    任侠ヘルパー、楽しみですね!

へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です