昨日(2009年8月16日)、私の離婚した元・夫が家にお見舞いに来てくれた。
離婚しているくらいだからそんなに仲がよいとは言えなくて(笑)、今でも「友人」というより「知人」レベルの関係だが、少なくとも普通に会話できる関係になっている。
そんな関係になったのは、私の病気がわかってから。
それまでは、娘のことで連絡しなければならないことがある時に事務的なメールをやりとりしていただけで、会ったこともなかったし会おうと思ったこともなかった。
結婚生活から離婚にいたるまで本当にいやな思いをしたので(お互い様だということはわかっているが)、できれば一生会いたくないと思っていた。
だが、自分ががんになり、それも死を意識しなければならないほど進んでいるとわかった時、連絡を取って娘のことを頼まなければならないと強く思った。
正直ちょっと悔しかったけど、メールで全てを話し、娘の力になってもらえるように頼んだ。
その後病院に時々お見舞いに来てくれるようになり、今もたまに家に食べ物等差し入れてくれたりする。
長居をすることはないが、一応上がってもらいお茶を飲むくらいの関係になった。
たぶん病気にならなければ、一生会うことはなかったと思う。
それくらいいろんなことがあったし、元・夫に対する怒りやわだかまりは私の中で十分に消化しきれているとは言えない。
でも、今はこれでいいのかな、と思っている。
「知人」として、彼は私の病気のことを心配してくれている。そして私もそのことに関しては、素直に感謝の気持ちを持てる。
この状態が、私たち二人の長い戦い(!)の精一杯の結末なのだろう。
彼には、一緒に暮らしている女性がいるとのこと。
その女性の影響なのか、持っているバッグが「PORTER」の物だったり、新しそうな「NIKE」のスニーカーを履いていたり。髪もきちんと黒く染めて(若いときから結構白髪の多い人だった)、私と結婚していたときより<小ぎれいに>(娘が言うには)なっている元・夫。
お見舞いに、とちゃんと木の箱にはいったメロンを持ってきてくれて、経済的にもせっぱつまっているようなことはないようだ。(離婚には経済的な問題が大きく影響していたので、私はそれを一番心配していた)
よかった!娘をはじめ周囲の人に迷惑をかけたけど、やっぱり離婚して本当によかった!
と娘に熱く語っていたら、冷静に「お母さんって、お父さんのこと、本当にもうなんとも思っていないんだね」と言われた。
少しでも好きだという気持ちがあれば、他の女性の影響で幸せそうにしている姿にちょっとは悔しさがわくはずだと言うのだ。
うんうん、正解。好きなんていう気持ちはもう全くないよ。
Mちゃん(娘)も、恋愛のキビがわかる大人に成長したね♪
別れた人に会った
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娘さんももう大人だから、いろいろチェックしてるんだね。
女友達みたいだね。
うんうん、もう親子より友達って感じです。いまや娘の方が世間に詳しいです。