暖かい人たち

来年も

 おととい(2009年12月18日)、いつもお世話になっているサポートグループの主催団体(がん患者さんを支えてくれるNPO法人)のクリスマスパーティがあり、参加させていただいた。
「四谷」(生まれて初めて訪れる都会)でイタリアン♪
お店はお洒落で、お料理もおいしいかったし、皆さんとたくさんお話も出来て、大満足の一夜となった。
でも、楽しければ楽しいほど、「私(余命4ヶ月予想)、もう来年は来れないんだよね???」という寂しさがこみあげてくる。
パーティの終わる頃、みんなが「また来年も来ましょうね!」と挨拶をかわしているのに、来年のクリスマスはこの世にいないと言われている私。
・・・・・やだやだやだ!
みんなが来年もワイン飲むなら私も!!(最近ちょっと禁酒のタガがゆるんでいる)
みんなが来年もごちそう食べるなら私も!!
そしてみんながこうやって楽しくおしゃべりするのなら私も!!
私だけ参加できないなんていやーっ!!!
まるで幼稚園児のような心持ちである。
もうちょっと「死ぬ」ということについて厳粛に考えなくちゃいけないんだろうけど、どうして死にたくないのかという理由を突き詰めて考えていくと、私程度の人間の場合、要はこういうことなのかな、と。
みんなの輪から離れて一人ぼっちになってしまいたくない。
一緒に楽しいことをしたいのだ・・・そう、来年のクリスマスも。
そして、きれいごとに聞こえるかも知れないけれど、できれば楽しいことだけでなく、悲しいことやつらいことも一緒に体験していきたいのだ。
私と関わりを持ってくれた人たちと一緒に。
一人だけワインやごちそうを楽しめないのもいやだけれど、今私を支えて応援してくださっている人たちにもし何か困難なことが起こった時、自分だけすやすやと眠っていて(永眠ともいう)、楽して知らん顔を決め込んでいるのもいやなのだ。
来年のカレンダーを3分の1に折って、4月までしか見えないように壁に貼っていたけれど(自分には2010年4月30日の先はないと思っていたから)、その先の日々も生きて、来年のクリスマスパーティにも行きたいという気持ちを込めて、広げて貼り直して見た。
もちろん、いくら思いが強くても実現するとは限らない。それどころか実現する可能性はとても低い。
でも、思うだけなら自由だよね?
現実がどんなに厳しくても、私が私の人生を「こうしたい」って心の中で思うことは自由だよね?
身体がいくら言うことを聞かなくなっても、希望を持つことは許されているよね?
来年のクリスマスパーティの予約、今から入れておきますので皆さまよろしくお願いします。
生身の身体で行けないかも知れないけど、なんらかの形(笑・風になって行くとか?)で絶対行きますから、ちゃんとワインとお料理取っておいてくださいね。
取っといてくれないと、暴れますよ~♪

POSTED COMMENT

  1. バニバニ より:

    パーティー楽しかったね。都会のイタメシ店でクリスマスなんて♪
    ワインも結構いただきました。(ネイルサロンで準備もしたし)
    また来年のパーティも望さんと一緒に行きたい!行きますー!!

  2. より:

    うんうん、ぜひ来年もよろしくお願いします。
    その時は私も「ネイル」をビシッときめていくからね♪

  3. かおる より:

    こんにちは。
    教会のミニコンサートに来てくださって、ありがとうございました。
    ”癌でもいいじゃん”について話しかけた者です。覚えてますか?
     お客様が真剣に私たちの拙い歌を真剣に聞いてくださると、歌う側も、とてもうれしいものです。
    最後に歌った歌は何度歌ってもそのたび涙が出てしまいます。
    ”望さん”の心に届いたなら、幸いです。
     会場でも言いましたが、”癌でもいいじゃん”では結構な頻度で、夜、チャットルーム開いています。夜、愚痴や不安や相談したいとき、優しく話にのってくれたりします。よかったら、どうぞ
    ”相談&休憩室 ~チャットルーム公開♪。”のトピに詳しくのってます。
     アロマは体験されましたか?もし、まだならお勧めです。
    香りがいいものは気持ちいいですよ。若い女性!も多いし、楽しいですよ~。
     

  4. より:

    もちろん覚えていますよ♪
    ブログに来ていただいてありがとうございます。
    素敵な歌声楽しませていただきました。特に「今こうして」では号泣してしまった私・・・録音に「ズルズル、ジュツ」という怪しい音(私が鼻水をすする音)がはいってしまったのでは、と心配です!
    正直「心のやすらぎ」をとても必要としています。チャットやアロマ、挑戦してみようかな。
    またお会いできる日を楽しみにしています。

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