家族

絶対会えない

 「死ぬ」ということの何がつらいかというと、もちろん自分の存在が消えてしまう怖さもあるけれど、何といっても、私と関わりを持ってくれた人たちと二度と会えなくなることが一番つらい。
そして、本当だったら会えたかも知れない人と会えないままこの世を去っていくことになるのも、つらいことの一つだなあと最近思うようになった。
「本当だったら会えたかも知れない人」って誰だよ?と皆さん思われることだろう。
それは、私の「孫」だよ!(笑)
私の娘は結婚しているが、もちろん彼女のお腹には子どもなどまだいない(と思う)
だから「孫」なんてこの世に影も形も存在しないし、この先だって生まれてくるかどうかわからない。
私がこの先何十年も生きられたとしても、会える保証はどこにもない。
でも生きて、孫に会えるものなら会ってみたかった。
どうして突然こんな風に思い始めたのか自分でもわからないが、あれこれ死ぬ準備をしながら(エンディングノートとか)、自分のいなくなった後のことを考えていると、そういえば娘がもしかして出産するようなことがあっても何にも助けてやれないんだなあと悲しくなってしまって。
もちろんFくん(娘のだんなさん)のお母さんもいるし、看護師さんのお友達はいっぱいいるし、私などいてもいなくても実際にはどうでもいいのであるが、自分が子どもを産む時に母や姑にいろんなことをしてもらったなあと思うと、何もしてやれず死ななければいけないことがとてもくやしい。
生きているうちにしておけることって何かないかな?
出産や子育ての心得を書き残すほど、子ども生んでないし・・・ぶっちゃけもう全部忘れてるし。
そんなことを思いながらデパートを歩いていると、孫に靴や洋服を買ってあげているおばあちゃん方の姿が目に付いた。
私もこういうことしてみたかったのかも。
少しだけ、孫のために何か買っておいても許されるかしら?
何年後のことかもわからないし、男か女かもわからないんだから、なるべくシンプルで流行に左右されないデザインの靴や、服や、おもちゃ。
「そんな重苦しいことしないでよ!ギャー!」という娘の雄たけびが聞こえてきそう。
でも買って隠しておこうっと。これもエンディングノートで明かしてやるのだ。
最後まで嫌がらせはやめませんぜ、ふっふっふ♪
「ベビー用 ミニコンバースに 萌えまくる」 望

POSTED COMMENT

  1. 名無し より:

    Mちゃんの赤ちゃん見れたら良いですね。
    見れるように頑張って下さい。
    娘さんのMちゃんも一緒その事は望んでいると思います。Fくんも一緒の気持ちだと思う優しいそうな旦那様だと思う。
    少しでも、生きる事にもがいて、執着して、死ぬ事に精一杯!抵抗して、下さい。

  2. より:

    >名無しさん
    生への執着は私にとっては両刃の剣、死ぬ運命なのに生きることに強く執着しすぎると、もしかして精神的におかしくなってしまうかも。
    でも執着することで、免疫力が上がり生き続けることができるかも知れないですね。
    自分なりにバランスを取りながら、心を保っていきたいと思います。
    希望は捨てていませんよ♪

  3. 匿名 より:

    今も、いなくなるなんて考えたくないけど、
    どうせなら、孫やひ孫やヤシャ孫まで、代々語り継がれるような、たくさんの楽しいサプライズを残してくださいね。

  4. みどり@東京 より:

    すみません前のコメント私です。↑

  5. より:

    >みどり@東京さん
    やしゃごもびっくりするようなサプライズって楽しいね。
    何をしたら伝説になれるかしらね・・・やっぱりコスプレかなあ!?

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