お出かけ三昧

 ２００９年５月２４、２５日と、娘と東京ディズニーリゾートに行ってきた。
人の多い所ゆえ、私と娘はがっつりマスクをかけて行ったのだが、ミッキーマウスはもちろん（笑）、キャスト（従業員）もゲストもほとんどマスクしてないんだよね。
舛添大臣が見たら卒倒してしまうであろう状況。売店でもミッキー柄やらプリンセス柄の紙マスクを売っていたが、誰も見向きもしてないし。
まあ楽しいところだから、マスクなんてかけたくない気持ちはわかるけど・・・「ホーンテッドマンション」とか「タワーオブテラー」なんかは乗り物に乗る前に、密室（？）に集められてちょっとした前フリを見たりするから、ここにインフルエンザの人がいたら一発だろうな～と思ってしまった。
一日目はディズニーランドの方へ。
びっくりしたのは、１４時４５分の時点でかなり雨が降っていたのに（朝からずっと降っていた）、１５時からのパレードをやりますという放送があり、「こんなに降っているのに！？」と驚いていたら、１５時にはきれいに雨が上がっていたこと・・・
これぞディズニーマジック♪　どんだけ精密な天気予報会社と契約してるんだろう・・・と改めてディズニーのすごさを思い知った感じ。
ミッキーマウスに「ぼくがみんなのために、雨を止めたよ、ははっ」なんて言われたら、そのまま信じてしまいそう。
二日目はディズニーシーへ。
そこでも私を仰天させることに遭遇。
「レイジングスピリッツ」という、結構すごいジェットコースター（３６０度回転もするよ）があり、元々はそういうものが嫌いではない私だが、病気のこともあり、乗ろうかな？どうしようかな？と考えていると、私の前を８０歳くらいのおばあさんが通り過ぎ、乗りにいくではないか！
腰もけっこう曲がっておられたのだが、同行の中年女性二人（娘さんと思われる）も、きわめて普通に乗り場へと向かっているし、キャストの人からもなんのつっこみもない。
大丈夫なのかなあ・・・と心配する反面、この人が乗るのに、病人だからと言って乗らないわけにはいかないと、訳のわからない闘志を燃やし、乗ってしまった（おばあさんはもちろん無事でした）
そして思ったことは、病を得ているからと言って、私は自分に足かせをはめすぎてしまっているのかなあということ。できないことがずいぶん増えてしまったなあと思っていたけれど、本当はできるのかも知れない、やりたいことはやっていいんだと、おばあさんを見ていてしみじみする。
アトラクションもショーも楽しいけれど、日本でも有数の人が集まるところで、いろんな人を見ていろんなことを考えた二日間だった。
それからもう一つお出かけ。
ブログを見て連絡をくれた短大時代の友人と、等々力渓谷というところをお散歩してきた。
きわめて普通の「東急・等々力駅」を降りるとその下がいきなり渓谷になっているという面白いところで、テレビで見て行ってみたかったので、リクエストしてみたのだ。
お互いに記憶を出し合っても、「何年ぶり」に会ったのか思い出せないほどの「何年かぶり」で、駅で待ち合わせしつつも不安だったのだが、ちゃんと認識できて無事合流。
ちょうどいいお天気で、等々力不動尊にもお参りできて、いろんな話ができて大満足のお散歩となった。
もう何回も書いたことだけど、病気にならなければこんな機会もなかったに違いない。
わりに近くに住んでいて、会おうと思えば会えたのに何年も会ってなかった。もしかしたら、一生会わないまま終わってしまったのかも知れないのだ。
がんになってよかったとは正直思えないけれど、得たものの大きさも否定できないのは事実。
まっ、しょうがないから一応感謝でもしとくか！