病気

一年に四回

 何となく、体調がすっきりしない。
胃が気持ち悪かったり、だるかったり、微熱が続いたり・・・昨日(2009年9月15日)の採血結果では、胆汁の流れが悪くなっており、炎症反応も少しあるとのこと。
こんな感じ、前にもあったなあ・・・とつらつら考えてみると、そうそう、季節が春から初夏に変わりつつあった4月のなかばから5月にかけて、こんな風にさえない日が続いていたっけ。
そしてその時は今より副作用の強い抗がん剤(TS-1)を毎日飲んでいたから、その副作用をもろに受け、全然起きられなくなってしまったんだっけ。
「季節の変わり目」という言葉が頭をよぎる。
今もまさに夏から秋へと季節が変わろうとしている、季節の変わり目。
季節の移り変わりは美しいものだ。道端の木々や花の様子が変わり、目を楽しませてくれる。
しかし若い人や元気な人はたぶん気付かないであろう日々の小さな気候の変化が、弱った身体にじわじわと影響して、何となくすっきりしない日々が続くのも事実。
自分ってやっぱり病人なんだなあ・・・と思うのはこんな時。
胆汁の流れが悪くなっているので、先生が「まさかまた<昆布>じゃないでしょうね?」と冗談をおっしゃる(目はマジ)
(今年の7月、胆管に消化し切れなかった昆布が詰まって、内視鏡で取ってもらっている前科あり)
「やだー、先生、さすがに昆布やわかめは食べてませんよ」と即座に否定はしたが、回転寿司で軍艦巻きを結構食べてしまったことは恥ずかしくて言えず、軽い不安が・・・
消化器系の病気なので、調子が悪くなると即効で消化能力に衰えが来て、消化不良を起こすのが常なのだ。
私は海苔を消化できたのだろうか?あー、できていないような気がする・・・ばかばか、軍艦巻きを食べる(しかも4艦)なんて私のばか!と後悔してももう遅い。
これについては運を天にまかせる。
四季のある日本のがん患者だからこそ、季節の変わり目ごとに体調を崩すのだろうか。
あまり季節の変化がない国に住んでいたら、このようなことはないのだろうか。
一年に四回、季節の洗礼を受けることになる(あと何回その洗礼を受けられるのかは微妙だが・・・もしかしてこれが最後かも)
しかし、先日聞いた話だが、「痛みを取るがん治療(緩和医療)」を受けられるのは、世界で14パーセントの人だけだとか。そう考えると、がんを得たのはつらいことだけれど、現代の日本で医療を受けられる幸せにも、感謝の心がわいてくる。
よくも悪くも、四季のある国で生まれて死んでいく。
「胆汁の流れが知らせてくれる四季」 望

POSTED COMMENT

  1. バニバニ より:

    体調が心配です。昼間暑いのに、朝晩は寒いくらいで、体に影響しているのかもしれないね。
    でも、消化しないものが胆管にまで流れていくってことに、驚いてしまいました。食べ物はよく選ばないとならないんだね。

  2. アイ より:

    体調は大丈夫?
    ドキドキしながら読み進んだら「軍艦巻き4カン」で少し安心(心配!?)しました。
    うちのアレルギー息子も3の倍数の月になるとよく発作を起こして、私に季節の変わり目を実感させてくれました。気温や気圧や湿度や風や花粉…敏感に反応する息子と何も感じない私。もっと自然に密着した生活だったら、こんなに鈍感になってしまった私は生きていけないなぁ~と思うと、どっちが健康かわからなくなります。
    とにかく早く、秋本番になるといいね!旬の美味しいものをたくさん食べて(ただし消化の良いもの)パワーつけよう~(o^-^)b

  3. より:

    >バニバニさん
    抗生物質のおかげで、体調戻ってきました♪
    ご心配おかけしました。
    外食した時、スープに「きくらげ」がはいっていたのですが、それが胆管に詰まるイメージが湧いてきて食べられませんでした。「昆布巻」も好きだったのにもう食べられない・・・思わぬところで病気の影響です(涙)
    >アイさん
    「3の倍数の月」が鬼門なのね~
    季節の変わり目に気付かず生活できるって、鈍感なんじゃなくてそれだけ健康なんだと思います(私も以前はそうでした)
    私はたぶん、自分の体調のことばかり考えすぎなんです・・・体調を忘れるほど誰かor何かにはまれるといいんだけれど♪

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