外食

食べることは生きること

 おととい(2010年2月4日)、昨日(5日)と二日続けて楽しいランチをさせていただいた。
4日は、ガン患者のサポートグループの皆さんと赤坂にある薬膳台湾料理のお店に行き、私は点心のランチを食べたのだけれど、点心の一つ一つは小さいながらも5つくらいお膳に乗っていたので、かなりお腹いっぱいに。
そこのお店は(天香回味というお店)、もう一歩お店にはいったとたん、台湾のフードコートと同じにおいがしておりお料理もまさに台湾で食べた感じそのまんまで、なんだか懐かしく感じてしまった(って、この間一回行っただけなのだが)
ちょっと好き嫌いのあるにおいかも知れないけどね。
そして昨日は以前勤めていた会社の総務のS沢さんと、「クイーンアリス」というかわいいフレンチのお店でランチのコースを。
去年のクリスマスにコンサートに連れて行っていただいた折にクイーンアリスの話が出て、一度行ってみたいねと言っていたのが実現したのだ。
お店の方おすすめのいちごのカクテル(ノンアルコールでも作ってくれる)はもちろん、コースのお料理もパンもとてもおいしく(しかもかわいらしい)、デザートは6種類から選べるので楽しく迷い、なんだかわくわくしてしまった。
生まれて初めて「鹿」も食べてしまった。あの奈良にいるような鹿だったのかしら、この鹿・・・
食事の予定等を組む時、皆さんが抗がん剤治療の日を気にしてくれて、私がおいしく食べられる日に行けるよう気を遣ってくれているので、いつも楽しく食べることができる。
皆さん、本当にありがとうございます。
膵臓の腫瘍が胃を圧迫しつつあるらしく、実は家ではそんなに食欲のないことも多い私。
でも素敵なお店に連れてってもらって、おしゃべりしながらの食事だとびっくりするほど食べられるので、私と外食をしたことのある人はみんなきっと「食べられなくなってきているなんて、うっそー!!」と言うと思う。
食事って空腹を満たすことや栄養を取ることだけじゃないんだな、素敵な時間や人との関わり、日々生きるってことと深い関係があるんだな、っていまさらながら強く感じる。
そんなことを思いながらテレビを見ていたら、今日から公開の「食堂かたつむり」っていう映画のCMをやっていた。この映画のキャッチコピーが「食べることは生きること」。
で、あれ今私が考えていることと似てるじゃん、なんて思っていたら、内容も末期ガンの母親と娘のストーリーみたいで、久しぶりに「おっ、見に行かなくちゃ!」という気分になっている次第。
初日だから混んでいるかなあ? 泣いちゃうかな?ティッシュは多めに持って行った方がいいかな(笑)
今日はちょっと映画館にお出かけしてきますね(9:00AM記)

POSTED COMMENT

  1. ひーみ より:

    毎日、お米をとぐ度に 生きるってことは消費するってことだなあ、とため息をついていた私。望さんのブログで 新鮮な心持になれました。食べることは生きること、生きることは食べること?! 食べ物のいのちをいただきます、です。感謝です。消費には違いないけど、すてきな人たちと 感謝の気持ちを持って食べる、それが正しい生き方です!!

  2. かおる より:

    私も望さんが行ったお店いってみたいな、おいしそう。良かったですね
    「食べることは、いきること」そうよね。
    ・食べる事
    ・よく眠れる事
    ・笑える事
    病気になると、なかなかできない日もでてきますか、私はこの三つができれば満足、と思うようにしています。

  3. バニバニ より:

    天香回味って、台湾料理そのものだったのね。
    初めて頂きました。スープ結構辛かったよ~
    次回は是非、あのお蕎麦屋さんへ。

  4. より:

    >ひーみさん
    私も長年いかに米や食材の消費を抑えるか(食費を減らすか)に腐心してきた身、今「何とか食べて生きるんだ!」という心境になっているのがとても不思議な気がします。
    食べるってほんと深いなあ・・・って思います。
    >かおるさん
    ほんと、食べられてよく眠れて笑えれば、それでOKですよね。
    その三つができた日は「よくできました」のシールを自分にプレゼント♪ですね。
    >バニバニさん
    家で台湾のガイドブックを見ていたら、「天香回味」の本店が載ってました!
    日本にも支店があります、ってちゃんと書いてあったのに気がついていませんでした。
    お蕎麦楽しみだね。

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