病気

赤丸急上昇中

 2009年12月14日、新しい抗がん剤(カンプト+シスプラチン)を投与してもらってから、初めての腫瘍マーカーの値が出た。
せっかく五時間もかけて点滴してもらっているのに、あんまり効いていないみたいで、腫瘍マーカー上昇の勢いは止まらない。
皆さんにご心配をかけたくないので具体的な数値は書かないが(って、こんな書き方をする時点でもう十分ご心配をかけていますね、ごめんなさい)、この勢いでは2010年4月30日(この日までは生きられると私が勝手に決めている日)まで持たないのではないか。
薬を変えたことで、もしかしたら・・・と正直希望を持っていただけに、ショックは大きく、電子カルテに出ている数値を見つめる私の目は、どんぐりのようにまん丸になっていたに違いない。
そんな私に、主治医の先生は「マーカーにこだわっちゃだめですから!」と一生懸命言ってくださる。
「マーカーよりも、血液の状態・栄養の状態・胆汁の流れの数値なんかがどうなっているかを見て、できるだけよい状態で毎日暮らせるようにしていくことが大切なんですから!」と、熱く語ってくださるムーディ勝山(←みんなもう覚えてないかも)・・・じゃなくって先生。(先生はムーディ勝山にちょっと似ている)
マーカー上昇の衝撃は大きかったが、不思議と先生の仰ることがストンストンとまっすぐに胸に落ちた。
そう、まさに私も同じことを考えているなあと実感したからだ。
マーカーはもう私くらいのものすごい数値になってしまえば、この後どれだけ上がってもあまり大差ない。
ガンが身体の中に確実にあり、日々成長を続けているよという単なるサインだ。
その事実を受けとめた上で、少しでも快適に過ごせるように考えていくしかない。
そのために毎週採血をし、それに合わせて様々な薬をいただいている。
今までと何も変わらない。このスタンスで一日一日暮らしていくだけだ。
と言いつつも、15日(火)・16日(水)と気分的にすっかり落ち込んでしまい、抗がん剤の副作用はそれほどでもなかったのにもかかわらず、何だか体調を崩してしまった。
まだまだ弱い私である。
昨日17日(木)、娘が映画に誘ってくれて、少し気分が戻った。
見たのはディズニーの「クリスマスキャロル」・・・なんと3D(3D眼鏡をかけて見る)。すごく綺麗でほんとに飛び出して見えるのでびっくりしたけど、1時間半3Dを見続けるのには結構体力がいることがわかった。
なにしろいろんなものが急に飛び出してくるので、ずっと緊張しっぱなしなのだ。
終わった後は二人ともぐったりしていた。
3D映画を見に行く時は、皆さま、体調万全で!
「もう一度 キャプテンEO 見てみたい」 望

POSTED COMMENT

  1. アイ より:

    ムーディ先生に賛成ですo(^-^)o
    普段全く気にしていなくても、数値化された途端不安になることが私もよくあって(大したことじゃなくてもね~)でも、数値じゃなくて人が先なんだよね!
    望さんの生に向き合ってくれるムーディ先生、すごく良い先生だね。
    『キャプテンEO』私ももう一度見たいで~す♪

  2. より:

    「数値じゃなくて人が先」・・・そうだよね!
    今こうして生きている自分が、どういう状態で毎日を過ごせているのか、それだけをしっかり見つめていけばいいんだよね。
    今日も一日、何とか自分らしく過ごせそうです♪

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