ディズニーワールドから、無事帰国しました。
娘がホテルのカードキーやファストパスをなくしたと言って大騒ぎしたり(結局どちらもあったのだけど)、私が持参すべきチケットを間違えてパークの入り口で大騒ぎしたり(結局再発行してもらえたのだけど)、娘が足をひねって大騒ぎしたり、私の歯が欠けて大騒ぎしたり、帰る飛行機にチェックインしようとしたら番号違いと言われ乗れなくなりそうになり大騒ぎしたりと(すったもんだの末乗れたのだけれど)、小さい事件は数々ありましたが、体調もよくしっかり楽しんできました。
皆様、ご心配かけました。ありがとうございます。
ちょうどハロウィンの時期ということで、閉園後のパークでハロウィンパーティーをやっていて(日本の年末カウンドダウンパーティーのように、別料金を出して入るイベント)、せっかくなので参加してみた。
日本でも最近はハロウィン、ハロウィンとかぼちゃのお菓子や仮装の衣装などを売るようになったけれど、実は私はハロウィンって何なのかよくわかっていなかった。
しかし、今回本場のハロウィンを見て初めてそのすごさを理解した・・・アメリカの人たちの仮装にかけるハンパない情熱のすごさを!
子どもはもちろんほとんど全員仮装をしている。
ディズニーだけに、男の子ならトイストーリーのウッディやパイレーツカリビアンのジャック・スパロウ、女の子ならミニーマウスやいろんなプリンセスなんかは基本らしく、そこらへんにうじゃうじゃいる。
ディズニーじゃないのだと、スーパーマリオやピカチュウ、吸血鬼や魔女、あとなぜかFBI捜査官等、もうありとあらゆる仮装チルドレンが跳ね回っているのだ。
しかもその仮装のレベルは非常に高く、秋葉原のコスプレイヤーもびっくりの気合の入り方である。
おそらく生後1~2ヶ月くらいと思われる、ベビーカーの中で眠っているものすごく小さい赤ちゃんにもちゃんとプリンセスの服を着せている人もいて、普通に面倒みるだけで大変だろうにすごいなあ・・・と尊敬してしまった。
そしてもっとドギモを抜かれたのが大人の仮装。
お父さん・お母さんもがっつり仮装をしてMrインクレディブルの一家を再現している家族、お父さんがマリオでお母さんがピーチ姫で子どもがルイージという組み合わせもあったし、どう見ても70歳は超えているシンデレラとか、車椅子に乗っている魔女とか、すごすぎてくらくらしてしまうほど。
その中でも私が一番感銘を受けたのが、おそらく身長は170センチ以上あり、体重も相当あると思われる30代くらいの女性が扮していたティンカーベル。
手作りなのか買ったものなのかはわからないが、あの足をにょっきり出した緑色のピチピチ服に身を包み本当に楽しそうに歩いている。
そのとっても大きなティンカーベルさんを見た時、心の底からわかったのだ。人生はやりたいことをやったもん勝ちなんだと。
例えば私が何か仮装をするとしたら、もし何かなってみたいものがあったとしても、自分の体型やキャラ・年齢なんかに合っているか、人からどう思われるかと気にして、無難なものにおさめてしまうような気がする。
仮装はあくまでも一つの例で、できるはずない、こんなことしたら人に変に思われるに違いないと、行動や考え方にがっちり枠をはめてしまっている自分がいる。
病気なんだからできるはずない、できなくても仕方ないと自分に枠をはめて、いろんなことをあきらめてしまっている自分。あきらめなければいけないことが多すぎて、何が本当にやりたいことなのかすら、ちょっと見失ってしまっている自分。
枠をはずさなきゃ・・・そう思わせてくれたティンカーベルさんとの出会いだった。
ちなみに現地のガイドさんのお話によると、ディズニーワールドにはいろんな国から来たいろんな境遇の約6万人の人が働いているとのこと。
「ディズニーが好きならここへ来て働いてみたら?」と言われ、「英語も自信ないし、年だし・・・(さすがに病気だしとは言わなかったが)」という趣旨のことを言ったら、「英語の話せない人には話せない人にもできる仕事がある。年をとった人にはその人にふさわしい仕事がある(実際おじいさん・おばあさんという年齢の方がたくさん働いていた)。両足がない人、鼻に酸素のチューブをつけて働いている人もいる。でもちゃんとその人なりの仕事がある。それがディズニー」という答が返ってきた。
正直ディズニー(及びアメリカ)にはちょっとこれでいいのかな?と思うところもなくはない(「環境のために募金をしましょう」とポスターが貼ってあるホテルがキンキンに冷房されていたり)
しかしこの懐の大きさには、感じるところがずいぶんあった。
44年間狭い日本国でがっちり自分に枠をはめて生きてきて、しかもがん患者となっている自分がどれだけ枠をはずせるか。
どこまで暴走できるか(笑)
ティンカーベルの格好はとてもできそうにないけれど、不思議の国のアリスくらいならやってみようかな♪という気分である。
大きいティンカーベル
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おかえり~
心配してたけど、元気で旅できたね。
しっかりと、「夢」を現実のものにしてるじゃないですか。すごい!
楽しかったんですね~
心配していたけど、安心しました。
日本に比べて規模が大きいし、楽しそうだな。
日本では周りの目を気にして、他の人に行動を合わせようとしちゃうものね。
そんな風に楽しんでみたいな。
ごぶさたしてます。おかえりなさ~い、本場のハロウィン楽しめてよかったね~。アメリカの人たちって、ホント人の目を気にしないよね(笑)日本人の美徳を保ちつつも、彼らの人生をとことんポジティブに楽しむ力を見習いたいね。誰にでも(特に女子?)変身願望ってあるかなと思うのですが、旅先とかお祭りってそれを実現するひとつの良いきっかけかもしれないですね。
>みどり@東京さん
ご心配かけましたけど、無事帰って来られました。
まだまだ「夢」(くだらないのも含む)はあるので、一つでも多く現実にしていきたいな♪
>バニバニさん
本場のディズニーはほんとスケールが違いました!
バニバニさんもぜひ♪
ちなみに何の仮装がしたいですか?(笑)
>ともみさん
ほんとアメリカの人たちの「人の目を気にしなさ」はすごいよね。そして私たち日本人は、たぶん気にしすぎ・・・バランスが大事かも知れませんね。
旅先やお祭りは確かにいい機会かも。
ゴスロリって死ぬまでに一回着てみたいんだけど(笑)、外国でやってみようかな?
お久しぶりです☆
そして、お帰りなさい(^^)
望さんが娘さんと一緒に旅行されている様子をみて、
刺激を受けました。。。
うちの母にもそのことを話したら
「旅行へ私たちもいきましょー」って気持ちが高ぶってきて、
なんだか楽しくなりました♪
つい怖がって近所にしか出かけなかったり、
近くをドライブするだけにとどまったりしてましたが、
一歩ずつ、外へ踏み出そうと思います☆
いつもと違う景色や自然の様子を見れば
気持ちも体調も変わってきますもんね。。
もし望さんが関西に来られるコトがあれば、いつかお会いしてみたいですね♪
>くみこさん
旅行って、もう「旅行に行こう!」と思った時点からテンション上がりますもんね♪
実は、私病状がかなり厳しくなっているのですが、でもまだまだ旅行は行きたいと思っているんです。
くみこさんは関西の方だったんですね。
本来なら知り合うことのなかった私たちが、こうしてネットでお話できているご縁・・・不思議ですね。お会いできたら素敵ですね。