お出かけ

未知への旅

 2010年6月2日から4日まで、娘と大阪にあるUSJ(ユニバーサルスタジオ)に行ってきた。
私は横浜に住んでいるので、距離的に近い「ディズニー」の方は何回も行ったことがあるのだけれど、ちょっと遠いUSJの方には今まで行ったことがなかった。
かなり衝動的に「行こう行こう」と決まってしまった旅行だったので、下調べも全然していなかったし、とにかく生まれて初めてなので、どんなショーやアトラクションがあるのかも全くわからないままパークにはいることとなった。
で、その「なーんにもわかんない」という状態が、意外に心地よく楽しかった♪
何回か行っているディズニーだと、どうしても「こう回った方が効率がいいよね」とか「ここで水がかかるから気をつけなくちゃ」とかいろいろ考えてしまうのだけど、とにかく何にもわからないから(笑)
目に付いたアトラクションにはいり、「これってどう動くんだろ?」と思っているうちになんだかいろいろ始まって、びっくりするやら水をかけられるやら・・・
パーク内の地理もわからないから、たぶんものすごく無駄に歩いたりもしているんだろうけど、迷うのも面白く、何もわからない、何も知らないって結構楽しいものなんだなと新しい体験をさせてもらった。
まあ、こういう楽しみ方って、安全が保障されているテーマパークだからできることで、外の世界の旅行だったらやっぱりある程度調べておかないと危険なこともあるのだろうけれど。
でもこれからは、どちらかと言えばばっちり調べてから出かける派の私が今まで気づかなかった、「何も知らない→だから驚ける」っていう心の動きも大切にしていきたいなと思ったりした。
そんな楽しみを味わった帰路、新幹線の中で携帯で撮った写真のデータなんかを整理していたら、ずっと前i-modeの朝日新聞サイトから保存していた「天声人語」のファイルを見つけた。(紙の新聞を購読していないので、このサイトを時々見ている)
昨年(2009年)の12月5日の分で、私はどうしてこの文章を保存していたのかなと思い読み返してみたら、45歳で亡くなった人が病床でしたためた、「本人が書いた喪中はがき」が届いて驚いた・・・というエピソードが載っていて、興味深かったので保存しておいたことを思い出した。
「45歳にして、未知の世界を旅することになりました」と書かれた、本人が用意しておいた喪中のはがき。
どんな気持ちで書いたのだろうか? 一枚一枚にあふれるような思いがあったに違いない。
そうかあ、死ぬってことは未知の世界への旅、何もわからない世界への旅立ちなんだね。
今生きている人の誰一人として、本当にその世界のことを知っている人はいない。
それでもいつかは、全員その旅に出て行くんだね。
何も知らない旅・・・きっと何もわからないからこそ旅立っていけるのだろう。
正直とても怖いけれど、何もわからない旅って意外と楽しいかも、と今日のところは強がりを言っておこうと思う。









POSTED COMMENT

  1. イオリン より:

    おはがきありがと~~~
    前回の写真
    USJだったんですね
    私はスパイダーマンが面白かった覚えが・・・
    ふふふ
    私の自慢の一つが
    「ディズニーランドに行ったことが無い」
    なんですよね~~~~
    ここまで来たら意地でも行かないぞ!!
    ははははは
    私も31のダイキュリーアイス大好き~~~
    シャーベット系のアイス好きです
    そうそう
    中学の同窓会
    ぜひ予定しておいてね
    人数が多いので
    色々な意味で大変そうです
    地元にずっと住んでいて
    最近思うんですが
    中学時代成績の良かった人は
    遠くの大学に行って
    地元にあまり居ない
    で、連絡取れにくい人も多い
    残っているのは・・・・・・だってことですかね
    よく言われていますが
    同窓会に来る人は
    そこそこ幸せな人生の人か・・・・
    幸せな人生を送る方法を
    娘に上手にアドバイスができない私です

  2. より:

    イオリンさんもダイキュリーアイス、気に入ってくれてたんだね♪嬉しいです♪
    幸せな人生かあ・・・どんな人生が幸せなのか、人それぞれだから難しいよね。私なんて、客観的に評価されたら「超不幸な人」なのかも知れないけれど、本人は結構幸せなつもりなんですよ。単におめでたいだけなのかも知れないけどね(笑)

  3. あま より:

    生き物の命に限りがあることを知っているのは人間だけだ、というのをどこかで聞いたことがあります。 限りがあることを自覚してからが、本当の生きた時間なのかもしれないね。
    nozomiさんがメッセージを送ってくれることで、私も遅ればせながら、命に限りがあるのだということに、ちょっと気がつきました。人間に近づいたかしら?
    聖おにいさんよみました~! 悟りの道にはまだまだ遠い。

  4. より:

    >あまさん
    先日友人からもらったメールの中に、「自分の命の終わりを自覚してからが本当の人生で、だいだい7割くらいの人は本当の人生を生きないまま死んでいく」という言葉があり、いやおうなしに本当の人生を生きざるを得なくなっている自分は幸せなのか不幸なのか、考え込んでしまったのですけれど。
    7割にいた方がよかったのかなあ。それとも3割にはいれてラッキーと思うべきなんだろうか・・・なかなか答えがでません。

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