2008年9月1日から「TS-1」という抗がん剤を服用している。現在日本で保険が適用される膵臓がんの抗がん剤は、このTS-1(飲み薬)と、あと点滴で入れるジェムザールという薬だけらしく、私はまずTS-1を服用することになったのだ。
4週間(28日)飲んで、2週間お休み・・・で1クール。現在2クール目の4週目なのだが、ジェムザールに比べると副作用は軽いといわれているTS-1も、4週目になるとさすがにいろんな副作用が出てくる。
映画に出てくるように、一日中ゲーゲーと吐いている・・・というような感じではないのだけれども、常に何となく気持ちが悪く、すぐに疲れてしまい、何をするのものろのろである。口が渇き、変な味(金属のような)が常にしていて、食べ物がおいしくない。がんばって食べても、すぐにお腹を壊す。
体の中でもいろんなことが起こっているらしく、白血球や血小板がものすごく減っているみたい。体が「うわうわうわ」と悲鳴をあげているのがなんとなく感じられる。
まあ、同時に腫瘍さんも「うわあああ」ともがいてくれているとよいのだが。
副作用に耐え薬を飲んでも、全員に効く訳ではないのがつらいところ。命を賭けたギャンブルのようなものである。
がんと機嫌よく暮らすのもなかなか大変だなあ、と思う4週目である。
スポンサーリンク