病気

あきらめの7月

 2009年7月1日から7月7日まで、私にとっては初めての抗がん剤「ジェムザール」を点滴してもらうため、入院していた。みなさん、応援とご心配、本当にありがとうございます♪ いつも大きな力をもらっています♪
ジェムザールを点滴する前に、吐き気止めの点滴をしてもらったせいか、吐き気等の副作用はなくひとまずホッとしている。ただそろそろ(投与後一週間くらいで)、白血球や血小板が減る「骨髄抑制」というのが始まるようなので、ちょっとドキトキしているかな。
でも自分の家ってやっぱり楽しい。おもちゃもいっぱいあるし(笑)
けれどこの楽しい自宅ライフも一時のことで、来週の月曜(7月13日)からまた一週間程度の予定で入院することになっている。
私は、もう病気が見つかった時胆管が腫瘍でつぶれかかっていて、胆汁が流れなくなる恐れがあったので(胆汁が流れないと黄疸が出てしまう)、去年(2008年)胆管にステントという小さな金属の管を入れてもらい、むりやり胆管を広げている状態。
それが今回の腫瘍さんの成長に伴い、そのステントの上にも「影」(CTだとガンは影のように映る)が出ていて、いつ黄疸が出てもおかしくない感じになっているらしい。
で、それを内視鏡を使った処置で(ERCPといいます)なんとかしてくれるみたい。
どう「なんとかしてくれるのか」は聞いてないけど(!)
今回で3回目のERCPなのだが、鎮静剤を入れてもらっても結構苦しいのだ・・・
終わったら何か「自分へのごほうび」が必要だな~ 何にしようかな~
私はもう「年単位」で物事を計画することはあきらめている。
でも、まだ「週単位」「日単位」というレベルではないと自分では思っていて、「月単位」くらいの計画なら大丈夫なような気がしていた。
なので7月の予定はいっぱいいれてしまっていた。
箱根・京都・カラオケ・サポートグループの勉強会等・・・・それが今回の入院で全て吹き飛んだ。
約束していた人たちには不義理をしてしまったし、なにより全部楽しみにしていたことばかりなので、あきらめなければならなかったのがすごく悔しい。
病気になるってこういうことなんだ。
一つ一つあきらめていくってことなんだ、といまさら気がついた病人2年生。
だからこそ、病気になってもあきらめない人のストーリーに感動するんだね。
今日は「僕の生きる道」(余命一年と宣告されたくさなぎくんのドラマ・現在関東地区にて再放送中)の最終回。実は前にも見ていたので、内容はわかっているのだけれど、健康なときに見ていたのとは、心にはいってくるものが全然違う。
ドラマにしても映画にしても、いかに雑に見ていたかあらためて感じる。
号泣予定なので、タオルを準備して放映に臨みます!

 

POSTED COMMENT

  1. バニバニ より:

    来週、入院なんだね。内視鏡、大変だろうけどいい状態になるよ!終わったら、私がご褒美をあげます~
    なかなか会えないけど、こちらから望さんの近く行くから、会ってお話したいです。望さんの体調によるけどね。
    「僕の生きる道」は好きなドラマです。何度もみました。
    隠れ草なぎファンでもあるので。ちなみに今夜から、新ドラマ始まります(宣伝~)。

  2. あま より:

    元気そうでなによりです。
    今は、内視鏡で、いろいろできちゃうんだね。
    望さんのポップコーンの話で、私も、なんか無性に食べたくなって、ポップコーン買っちゃったよー。おいしいです!!

  3. より:

    >バニバニさん
    隠れくさなぎファンだったんですね!「任侠ヘルパー」録画しましたので、後で見ますね(昨日は眠くなっちゃった)
    ほんと、そろそろ会いたいですね。サポートグループもみんな忙しくされているようでなかなかメンバーが揃いません。
    でも、もしかしてそれっていいことなのかも・・・みんなが「ガン」以外のことに関心を持って活動しているってことですもんね。
    ごほうび、楽しみにしています♪
    >あまさん
    ポップコーン倶楽部、入会ありがとうございます(強制入会)
    ポップコーン、ほんとにおいしいよね♪
    あまり音がしないのも、入院生活のおやつとして最適です!
    (5人部屋で食事制限のある人もいたりするから、あまりお菓子を食べる音はよくないような気がして)

  4. ともみ より:

    お帰りなさ~い。自分の家っていいよね。慣れ親しんだものに囲まれているだけで落着くし、好きなときにポップコーンも作れるし(笑)来週からまた入院ということですが、短い期間でも、思う存分おうちライフ楽しんでね。最近歳のせいかな、家で過ごす時間が結構好きです。別に目新しいものがあるわけじゃないんだけれど、時々外からの刺激が強烈で(紫外線だけじゃないよ)疲れてしまうことがあります。そんな時自分らしさをリセットできる空間があるっていいよね~自分にごほうびいっぱいあげようね。

  5. より:

    >ともみさん
    そうそう、なんか自分の家って落ち着くんだよね♪
    今、死ぬなら家か病院かと考えていて、病院なら家族の負担も少ないし、痛みのケアとかもすぐしてもらえそうで安心かな?と思う反面、自分の家で過ごしていたいなという思いもあって、迷っています。

  6. くみこ。 より:

    まずは無事、退院されてヨカッタです☆
    やっぱり、家の布団が一番眠れてリラックスできますよね。
    自由に動けておもちゃ(笑)もあるし、気も晴れるo(^-^)o
    ステントの具合はどうですか?
    うちの母はガンの痛みより、ステントを入れた時の手術後や、普段も体をひねった時にステント辺りからくる痛みが、息がつまる程とってもツライと言ってます(。>_<。)

  7. より:

    >くみこ。さん
    お母様、ステントの痛みを感じてらっしゃるんですね・・私は普段はステントの存在は全然感じないです。入れた場所によるのかも知れませんね。
    手術は正直苦しいものです。前後の長ーい絶食もつらいし(食いしん坊なのでなんたってこれが一番苦しい?)、鎮静剤を入れてもらっていても全く感覚がなくなるわけではないので、口から長いチューブを差し込まれれば十分に苦しいです。
    でもくみこ。さんのお母様もがんばられたんですもんね!私も強い心で臨みます♪
    あー、でも絶食やだなあ(笑)

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