歩いていると、ちらほらと早咲きの梅を見る季節になった。
おととし(2008年)の夏ガンにかかっていることがわかり、去年(2009年)の今頃は「もう来年は梅や桜を見ることもできないのでは?」と、今まで風流にはトンと縁のなかった私が、せっせとお花見に出かけていたものだ。
病気がわかってからの私のメインテーマ?は、常に「これを見るのも今年が最後かも(涙)」
梅や桜もそうだし、つつじやあじさい、新緑の木々、ひまわり、紅葉、クリスマスツリー・・・季節物は全て「最後シリーズ」に該当し、夏の終わり頃など、蚊を叩いても「こいつが私が叩く最後の蚊かも」と、夜中に一人感傷にひたっていたものだ。
よりによって、微細なガン細胞が溶け込み(?)、薬漬けになっている血を吸ったあげく叩かれて死んだ蚊を偲んでしみじみ・・・かなり不気味である。
そんな私であるが、今年も梅を見ることができた(桜のことはまだわからないが)
梅さん、また会えたね。もう会えないと思っていたよ。
今度こそ本当に最後かも知れないけれど、とりあえず会えてよかった。
以前、季節の変わり目ごとに体調が悪くなることに悩み、四季のある国で病気になったことをぐちぐちと綴ったことがあったが、今の私には四季のある国で季節物にさらされていることが、ある意味ストレスでもあるし(常に「これが最後かも」と思ってしまうので)、よい意味での緊張感をもたらしてくれているような気もする。
これを見るのは最後かも知れない。
ここに来るのは最後かも知れない。
そして、この人に会えるのはこれが最後かも知れない。
2月も丁寧な心を忘れず、日々を重ねていきたいと思う。
今年も会えたね
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今日ラジオ局で、吊し雛を言ってました。
今年も何とか見れそうですね!!
隅田川のほとり、桜餅で有名な長寿庵の近くで桜が咲いていましたよ。
今日は雪が降ったけど、春はもうすぐ
うちの近所を歩いていて、枝の先にらきっきょ?のような形をしたものがついている木がありました。たぶん木蓮だと思います。
誰も見ていないところでも、ちゃんと春の準備は進んでいるんですね。
>お名前???さん
つるし雛って、かわいくて心が和みますよね。
うんうん、お雛様にも今年も会えそう♪ 嬉しいです♪
>かおるさん
もう桜が咲いているところがあるんですね!
今日もとても寒いけど、もうすぐ春が来るんだと思うとわくわくします。
>あまさん
人間のあずかり知らぬところで、きちんと春の準備をしている自然はすごいですね。
すぐに「神様神様」と騒ぐわりには、本当は宗教とはあまり関わりがない私ですが、そういう自然とかに接すると、なんとなく大きな存在を感じたりします。