おとといの火曜日（２００９年４月１４日）、またＣＴを撮ってもらって、変わらず「よくなってもいないけど、悪くなってもいない」という診断結果をいただいた。先生も「同じ薬を飲んでいても、どんどん腫瘍が大きくなってしまう人もいるから、よい結果と言えるでしょう」と言ってくださり、とても嬉しかった。
しかし造影剤を入れたせいか、はたまた抗がん剤（ＴＳ－１・３週目）のせいか、その日の夜から昨日（４月１５日）にかけて、とーっても気持ちが悪くて。
やばい、「強い心」の目盛りが下がってきたよ、ここはアゲアゲでいかなくては・・・と、私の生涯映画ランキング現在第一位の「ライフ・イズ・ビューティフル」を観ることにした。
ストーリーを知ってても十分素晴らしい映画だと思うので、ここに書いてしまうけど、ユダヤ人である主人公は、幼い息子（５歳くらい？）と一緒にナチスドイツの収容所に入れられてしまうのだ。
しかし、元々ユーモアで人を楽しませることが得意だった主人公は、息子のために、「僕たちはこれからゲームに参加するためにここへ来たんだ。１０００点取ったら本物の戦車で家に帰れるよ」と嘘をつく。
声を出してはいけない場面、隠れていなければならない場面、泣きたくなるような場面・・・・収容所で訪れるいろんなピンチにも「これは＜沈黙ゲーム＞なんだ、声を出さなければ６０点もらえるからがんばって」と、常に明るくユーモラスに息子を励ます主人公。
重労働で疲れ切っていても、息子には「今日は○○点取ってきたよ！」と笑顔で報告する主人公。
結末は書かないが、苦しい時ほどユーモアを持てる人間が一番強いんだ、ということを、この映画から学んだような気がする。
だから、この先どんなに苦しいことが起こっても、何か面白いこと、くだらないことを言い続けていたい。
あー、またおやじギャグ言ってるよ・・・とあきれられる病人になるのが理想。
みなさん、「ははは」と乾いた笑いで対応してください♪
たとえおやじギャグでも
リンク
スポンサーリンク
年齢のせいか・・・
親父ギャグに、心地よさを感じるタイミングがあったりする。
望さんの 親父ギャグ 楽しみにしています。 ふふふ
ＣＴ検査の結果が落ち着いていて、良かったですね～♪
親父ギャグ、連発しちゃってください！！
＞びばりさま
１００円のおつりを渡すのに「はい１００万円」っていうおじさんとか、レストランでなかなか品物が出てこないとき「今、畑に野菜を取りにいってるんだよ、きっと」という定番のおやじギャグが、私も心地よいときがあります。若いときはほんとイヤだったのに～！！
＞バニバニさま
おやじギャグ＆くっだらないアメリカンジョークの達人になりたいです。
無理に笑わなくていいからね！
お帰りなさい、この写真もとってもきれいな海だね。私も、自然の中で暮らす、というのがとっても居心地よくなってきました。うちの近くの海は、寒流だからなのか、こんなにトロピカルな感じではないの。でも、近くにあるから、特別に感じてるけどね＾－＾
この映画、見たことないけど、うん、ゲームとして、とか、すっごく深刻だけど、それを、そういうふうに離して見られる人って、すごいよね。望さんもその一人だね＾－＾
海でいろいろ考えたって書いてあったね、本当に、そのとおりだと思う。考えてしまうよね、私の人生のチャレンジは、本当に小さなものだけど、難しい事があっても、それが自分にもたらされたベストなんだ、という風に考えるようにしてる。本当に小さな事だから、何にも特別じゃないけどね。望さんは、すごく、前向きで、考えちゃってもまた前向きに戻ってるのがすごいし、こっちも励まされる。またいろいろ書いてね。
ＣＴの結果が良くて嬉しいです。医師の言うとおり!!腫瘍の成長を阻止し続ければ、諦めて退縮を決めるかもしれません。『私の体にこれ以上の勝手は許さないよ』って、しっかりにらみを利かせてね。
私も『ﾗｲﾌ･ｲｽﾞ･ﾋﾞｭｰﾃｨﾌﾙ』大好きです。最後の瞬間までおどけて見せた父と、戦車の上で満面の笑みの息子に涙が止まりませんでした。でも、鑑賞後はスゴく温かい気持ちになれました♪
＞さなえさま
自然ってほんとにいいよね♪ うちは近くに海はないけど川が流れていて、とても癒されます。
副作用が結構あってかなりくじけそうなんだけど、これもチャレンジだよね。ちょっとでも機嫌よく過ごせるよう工夫しなくちゃ！
＞アイさま
「ライフ・イズ・ビューティフル」ほんと温かい気持ちになれる映画だよね。
あ、そうそう、前にアイが勧めてくれた「ブラッドダイヤモンド」見ました。何だか、ダイヤモンドのためにこんな悲惨なことが起こっているなら、ダイヤモンドを買うのはやめようと思いました・・・って、どうせ買えないけど（笑）