星になる前に

 2009年11月16日から抗がん剤（カンプト+シスプラチン）の投与を受け始めたのだが、その頃から、「もしかして太った？」と聞かれることが多くなった。
確かに体重が１キロ増えて３６キロになったのだけれど、たった１キロ増えただけにしては、あまりにも顔がまんまるらしいのだ。
それも、肉が付いたというような柔らかい感じではなくて、パツーンと張ったような感じに丸くなっている。
調べてみると、吐き気を止めるために抗がん剤と一緒に点滴してもらっている「デカドロン」（なんかすごい名前・・・）にステロイドがはいっているため、副作用でいわゆる「ムーンフェイス」になってしまっているらしいのだ。
あら、２０１０年４月３０日にお星さまになる予定の私が（自分で勝手にその日までは生きられると決めている）、お星さまになる前にお月様になっちゃったのね。
パツーン系の顔のふくらみ方なので、ありゃ、ちょっとしわが延びて顔がつやっとしているみたいに見えるかも！？
しかも、外出する時はふさふさで白髪も隠れるウィッグ着用（まだ髪は抜けていないのだが、いまや防寒用にいつもかぶるようになってしまった。すごくあったかいのだ）
なので、自分では超若返った気分。
先日来「遺影」にする写真をぼちぼちと選んだりしているのだが、なかなかよいのがなくどうしようかと思っていたところ。
せっかくの副作用なので（？）、きちんとした写真を撮ってもらおうかなと思う。
その美しい私の写真を見たい人はお葬式に来てくださいね（笑）
お楽しみに♪　いろんな恐怖のサプライズも企画中！
★おととい（１１月３０日）、２回目のカンプト+シスプラチンの投与を受けました。
１回目の時は高熱が出てしまったのですが、今回は発熱もなく、気持ち悪さや食欲不振はあるものの、すぐに家の中をうろうろできるくらいに回復しました。
ご心配いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
普通の暮らし、なんとかもう少し続けていけそうです。