抗がん剤(カンプト+シスプラチン)の副作用で、抜け毛がひどい。
髪が散らばらないよう、家の中ではバンダナを頭に巻いているのだが(パイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウをイメージしてください/Bさんアドバイスありがとうございます)、やっぱりなんだかんだと髪の毛が落ちているのが気になる。
ジャックは長い刀みたいなのを持って戦っているけど、私の武器は「コロコロ」だ。
娘は常にコロコロを手にして敵のイギリス海軍?(髪の毛)に備えている私が怖いらしく、「怖い!顔がけわしい!」とおびえているのだが、どうしても気になってしまって。
今までだって掃除が行き届かず、髪が落ちていることだってあったのに・・・全部抜け落ちるまでまだまだ戦いは続きそうだ。
髪との戦いに気をとられているせいか、髪を失っているという悲しみがあまりわいてこない。
髪が抜け始めたら、どんなに落ち込むかと心配していたのだけれど、コロコロワークが忙しすぎて、むしろ全部抜け落ちてくれたら楽になるのに・・・とすら思っている自分にびっくり。
これは年齢(45歳)とも関係があると思う。もともと髪が少なくなり始めていく年頃だし、かつらをかぶることで、お世辞とわかってはいるけれど「若返ったね」と言ってもらえることもある。
しかし、これが10代、20代のお嬢さんだったらどんなに悲しいことだろうかと胸が痛む。
今のところ効いているのかどうかわからないけれど、最後のおまけの抗がん剤を投与していただくことができ(本当ならTS-1とジェムザールが効かなくなった時点で手詰まり)、いくばくかの日々と引き換えに髪を失っている。
もしかしたら髪が抜ける体験すらできないままに、死んでしまっていたかも知れないのだ。
感謝して髪の毛を拾わなくちゃね。
今日(2009年12月8日)は診察日だったので、病院に行ってきた。
去年牛のはりぼて人形(はりぼてとしか言いようのない手作り感あふれる大きな牛)が置いてあったところに、今年は寅のはりぼて(牛と全く同じテイスト)が立っていた。
同じ場所に、来年はうさぎ、その次の年は辰が立てられるのだろうか。
病院に来るたくさんの人たちが、毎年毎年その人なりのいろんな気持ちで、このお人形たちを見つめているのだろう。
私は牛と寅しか見ることはなかったけれど、どんな手作り感あふれるうさぎが登場するのか見てみたかった。
もうすぐ今年も終わり。今年も数え切れないほどこの病院を訪れた。
いろんなことがあった。
せっかくそんな感傷にひたっていたのに、寅のテイストが邪魔をする(それほどファンキーな寅なんです・今度写真を撮ってきますね)
パイレーツ・オブ・ヨコハマ
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熱が出てしまっているんだよね。
少しおさまったかな?
早く熱がさがってくれるといいけど。
抗生物質を飲んでいるので、高熱は出なくなったけど、油断すると微熱が出ているみたい。私にくっついていると、暖が取れるよ!?
いつも心配ありがとう。