おととい(2009年11月16日)、新しい抗がん剤の「カンプト+シスプラチン」の点滴を受けてきた。
ついこの間知ったのだが、シスプラチンの「プラ」ってプラチナのことらしい。
既に壊れかけている私ごときの身体にプラチナを使っていただくなんてもったいないやら、ありがたいやら・・・ただプラチナ様は金属なので、腎臓にたまらないよう、シスプラチンを点滴したあと「流し」という補液の点滴をして、排出を促すのだ。
ああ、せっかくのプラチナが・・・!(笑)
その「流し」も合わせて5時間かかった。
寝たり、本を読んだり、いろいろしていたが結構長かったかも。次回からは、娘に奪われているニンテンドーDSをなんとしてでも取り返し持参することを決意する。
その日は疲労感があり食欲もなかったが、そんなにつらいという気はしなかった。
ところが翌朝目覚めてみると、手足が鉛をつけられたように重く、胃も気持ち悪く、全く起き上がることができない。
なんとか体温計を取り出し計ってみると38.2℃もある。
うへー、来た来た副作用。
プラチナを流すため、何とか飲めそうな時にはポカリを少しずつでも飲んで、あとウイダーインゼリーの買い置きがあったので時々吸って、でもそれが精一杯。
しかもかなり顔がむくんでおり、「モンスターズインクに出てくるオレンジ色のモンスターにそっくり」になっているらしい。(自分がその映画を見ていないことがせめてもの幸せ)
そんな私の様子を見て娘はちょっと焦ったのだろう。
血圧を測ってくれたり、湯たんぽを入れてくれたり、飲水をさぼらないようポカリのボトルに目盛りを付けてくれたりして、あれ、なんだか本物の看護師さんみたい♪
脈も取ってくれたので、私が「チャングムみたいに、少し沈んだような脈が波のように打ち寄せ、時折滞っております。腎のご病気かと思われます・・・とか言ってよ」とふざけると、「バカじゃないの!」とあきれながらも一緒にふざけてくれる。
副作用がわりに強く出る今回の抗がん剤を、入院せずいきなり外来で始めたことを不安に思う気持ちがなかった訳ではない。
もし私が「不安なので入院させてほしい」と申し出れば、先生はきっと入院させてくださったと思う。
しかし、もう私にとっては娘とこうしておバカなひとときを持てる時間はそんなにないのだ。
家にいるからこそ、周りを気にせずふざけたり笑ったりできる。
娘も自分にできることはしようとしてくれる。
私も心配かけないよう、元気にならなくちゃと気持ちを保つことが出来る。
先生が「外来で」と言ってくださったのは、たぶんそれがわかっていたからなのだろう。
私もその気持ちに応えたい。
もっともっと、くだらない会話をしなくっちゃ!
「ほんと最期までくだらないことばっかり言ってたよね~」とあきれられるのが、私の夢♪
おバカなひととき
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熱が落ち着いたみたいで、よかったね。
暇つぶしにニンテンドーDSとか、いいかもしれない。
私は美文字トレーニングを持ってますよ。
効果は・・・ん?
心配かけてごめんね。
美文字トレーニング、面白そうだね。うちは娘が「テイルズなんとか」っていうロールプレイングゲームと「えいご漬け」にはまってて、私のDSなのにすっかり取られてしまっています。
せっかく「リズム天国」買ったのに、全然できません!